「ザ・マネジャー」、面白かったです!

 

私も活用している「ストレングスファインダー」を開発したジム・クリフトンの著作。最近のマネジメントのトレンドを分析観察してまとめられた本。


時代の変化に応じて、マネジメントも変化していくことが重要だと痛感。


なかでも「働く場に求められている6つの変化」というのは、特に学びになりました。


■働く場に求められている6つの変化

・報酬だけでなく目的
・満足だけでなく成長
・命令でなくコーチ
・年1ではなく継続的な会話
・弱みではなく強み
・仕事ではなく人生そのもの



ひとつひとつ、整理してみます。


「目的」をきちんと持ちたいというのは、本質的で良いトレンドです。物質的な満足だけでなく、心理的にも意味あると感じるものであれば仕事への熱中や没頭も生まれやすくなりますね。

「成長」というキーワードは、面接でもよく聞くワードです。「自己成長」とか「成長する環境」という言葉は、面接で求職者の方からよく耳にします。安定だけのゆるい職場ではなく、意味を感じながら挑戦を続ける方が断然楽しいですね。


ここで言う「コーチ」は、本人の力を引き出すという意味が強いですね。命令だけだと、本人の意欲や力は優先せずに作業的なものになりがち。本人の考えを聞き出して、より伸びる方向に進めるよう支援することが重要ですね。

「継続的な会話」というのは、いわゆる1on1とか月一回の面談などに当てはまるものです。人は健全なフィードバックがあると成長機会と感じるので、継続的に対話するということが大事ですね。


「強みを活かす」のは、パフォーマンスの最大化という意味でとても重要です。弱みを埋めようとても凡人にもなれないことほとんど。強みに集中することで、他の人にはない個性を伸ばすことができます。

そして最後の「人生そのもの」。仕事だからと義務的に考えるのではなく、人生の一部にできれば楽しさや前向きさが広がります。最初の目的をきちんと持つことで、より人生の中にある仕事も楽しくなりますね。

 

 

上記すべては今所属している会社組織の環境にも依存しますし、個人のマインドセットでも大きく異なります。

 

 

まずは自分だけでできるものから、取り組んでいけるといいですね。